2021.10.04

SDGsカフェ#18 木の文化都市・金沢の「木づかい」を考えよう!

日時|2021年10月14日(木)18:30~20:00
会場|オンライン開催 ※ウェビナーでの開催

国民一人当たり一年に1,000円が課税される森林環境譲与税を知っていますか? 課税が始まるのは2024年ですが、実はこのお金が前倒しで森林整備のために自治体に配布されています。森林面積が6割を占める金沢市にとって、森林資源を未来のために整えるまたとないチャンスです。そして造林事業が始まって50年、そろそろ建築木材も育ってきて有効活用したいところです。

一方、まちづくりでは、金澤町家のような古いものを守りながら、新たな建築物への木材利用や地元産材の活用を促進して「古くて新しくて心地よいまち」を目指す「木の文化都市」も始動しました。

「森林―林業―建築―街づくり」のサイクルを通じた木をめぐる循環型社会を構築するために、金沢に足りないものは何でしょう?そして、ほかの都市にはない強みもきっとあるはず。金沢の未来の街並みを一緒に議論してみませんか?

今回未来の金沢の景観をイマジンしてくださるのは、木造建築を専門に研究され金沢市木の文化都市検討委員も務めた宮下智裕さん。

アイデアを提供いただくのは、金沢市の森林の現状を報告してくださる上田博文さん(金沢市森林再生課)と、地域の森づくりとまちづくりのあいだをコーディネートし、地域の木材を活した木造建築を多く手掛けているNPO法人サウンドウッズの安田哲也さんです。

開催概要

日時:2021年10月14日(木)18:30~20:00
会場:オンライン
定員:200名(参加費無料、事前申込制)
※必ず下記のボタンより、事前にお申し込みください。

プログラム

1.金沢SDGsについて:国連大学IAS OUIK 事務局長 永井 三岐子

2.IMAGINEする人:金沢工業大学 環境・建築学部建築学科准教授 宮下智裕さん  

3.アイディアを提供してくれる人:金沢市農林水産局 森林再生課 担当課長補佐 上田博文さん、NPO 法人サウンドウッズ 代表理事 安田哲也さん

4.オンラインディスカッション 

登壇者紹介

宮下 智裕
金沢工業大学 環境・建築学部建築学科准教授 博士(工学)

南カリフォルニア建築大学(SCI-Arc)大学院修士課程修了、芝浦工業大学大学院博士課程工学研究科修了。2007年 から現職。構法デザインを中心に文化に根ざしたサスティナブルな建築、まちづくりを目指して活動中。静岡県生まれ。木の文化都市を考える金沢会議委員、金沢市景観審議会計画部会委員、金沢市地球温暖化対策推進協議会委員、他を務める。
受賞:金沢市都市美文化賞(2009)/ Low Carbon Life Design Award環境大臣賞(2009)他
著書:3.11以後の建築 金沢都市再編計画2014(学芸出版)/金沢らしさとは何か(北國新聞社)

安田 哲也
NPO法人サウンドウッズ 代表理事

1970年兵庫県生まれ。京都工芸繊維大学で建築とデザインを学び、設計事務所勤務、青年海外協力隊参加経て、2005年から自身の建築設計活動を開始。2009年にNPO法人サウンドウッズ設立に参加し代表理事就任。地域の森づくりとまちづくりをつなぐ木材コーディネートを全国で展開中。一級建築士。

上田 博文
樹木医/金沢市役所農林水産局森林再生課 担当課長補佐

1975年大阪府生まれ。大阪芸術大学デザイン学科を卒業後、造園会社で働きながら、兵庫県立淡路景観園芸学校でランドスケープデザインを学ぶ。淡路島で空き家を活用したアート活動をした後、2009年に金沢市役所に入職。樹木医として主に金沢市内の保存樹の保護・治療を行うとともに、現在、森林再生課において森づくりに関わる計画の立案や市営造林事業などの森林行政に携わっている。

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