シナリオ1~5をすすめるパートナーシップ

協働のパートナーは、市民、地域、NPO、企業、行政などすべての主体です。
多様な主体が「金沢ミライシナリオ」に参加し、組織を越えそれぞれの強みを生かすためのパートナーシップを組むことで、複雑に絡み合った課題の解決を目指します。

1.多様な人が『金沢ミライシナリオ』に参画する。

- 金沢SDGsについて気軽に学べる環境をつくる。

□勉強会、出前講座、イベントなど、SDGsについて学ぶ場をさまざまなかたちで設けよう。
□子供へのSDGs教育を進めよう。
□SDGsのまちづくりに関するデータや情報をオープンにしよう。
□SDGsの目標と達成状況について、わかりやすく発信しよう。
□回覧板、SNS、新聞やテレビなどのメディア、会合など。いろんな手段を組み合わせて情報を発信しよう。
□伝わることばとデザインで、SDGsの情報を発信しよう。

- 市民や企業が『金沢ミライシナリオ』に参画する。

□コミュニティ、企業、団体、行政組織等の取り組みをシェアし、つながる機会をつくろう。
□実践アイデアに、市民や企業の声を反映しよう。
□市民や企業の取り組みを情報発信しよう。

2.連携による協働で目標を達成する。

- 多様な人・組織のアイデアやネットワークを活かす。

□地域の既存組織のネットワークを活用しよう。
□教育現場や生徒・学生と連携した取り組みを推進し、アイデアを実行しよう。
□大学を超えて学生がつながり、活動するユースチームを結成しよう。

- SDGsのアクションを起こす基盤をつくる。

□バスや電車を利用する日を増やそう。新しい発見があるかも。
□歩くには遠いところへは自転車で。シェアサイクル「まちのり」も利用してみよう。
□探検気分で、ふだん歩かない道も歩いてみよう。
□カーシェアやレンタサイクルを使ってみよう。
□週末、マイカーで遠出するかわりに、公共交通でまちなかのスポットをめぐってみよう。
□健康づくりのために歩こう!

- 乗りたくなる公共交通を育てる。

□SDGsに関して誰がどんな取り組みをしていて、達成状況はどうなっているのか、見える化して発信しよう。
□環境負荷軽減など、市民一人ひとりが取り組めるテーマについてディスカッションできる場をつくろう。
□ある地区の協働の取り組みを、他の地区でも展開できる仕組みをつくろう。
□市民や学生のアイデアをプロジェクト化していこう。

- さまざまな組織がパートナーシップを組み、強みを出し合って課題解決を目指す。

□行政の部署横断のプロジェクトを拡充し、市民参画や官民協働を意識した取り組みを進めよう。
□大学間連携、事業者間連携など、目的や分野が近い組織との協力関係を構築しよう。
□行政と市民の協働で、地域の課題解決につながるパイロット事業を立ち上げよう。

- グリーンインフラをつくり、使う。

□「ウチの庭」は地域のたから。大切につくり育てよう。
□月極パーキングやコインパーキングを緑化しよう。
□金沢の市街地を囲む斜面緑地や、神社を囲む鎮守の森は、多様な生物のいのちを育む場。大切に守り育てよう。
□まちに緑があると、いろんないいことがあるよ。公園の役割を見直して再整備しよう。

- 生物多様性と文化の関わりを学び、守る。

□生物多様性と文化の関わりを学ぶエコツアーを企画しよう。参加するのもいいね。
□環境保全活動に取り組もう。金沢ならではの自然と文化のつながりを意識してみて。
□豊かな食と自然を未来に残せる、持続可能な農林漁業を推進しよう。

4.いろんな世代がわくわくするコトと場をつくる。

- まちなかと里山・田園地域の交流を増やす。

□作る人と買う人が協力して、中山間地の農産物を売り買いする場をもうけてみよう。
□小さな畑やコミュニティガーデンを増やそう。使ってもらいたい人と使いたい人をマッチングしよう。
□まちなかの小学校と、里山の小学校の交流を進めよう。
□土づくりのこと、肥料のこと、収穫のこと…。農家に家庭菜園の先生になってもらえる制度をつくろう。
□地域の農地を食育の舞台にしよう。

- まちなかで新しいコトを起こす。

□道路空間を歩行者に開放して「週末まちなかマーケット」を開催しよう。
□まちなかでスポーツや音楽を楽しめる場と機会をつくろう。

- 地域の個性を打ち出す。

□まちの新陳代謝を上げる活動をしてみよう。地域の個性を生かしたリノベーションはどう?
□ふだんの暮らしに近い裏通りや商店街のカルチャーを育てよう。

- 新しい場所をつくる。

□今ある公園や広場をめいっぱい使おう。
□河川敷に楽しい場所をつくってみよう。
□河川や道路、公園の清掃活動に参加してみよう。
□まちなかにはいろんな公共空間があるよ。楽しい活用の仕方を考えてみよう。

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