IMAGINE KANAZAWA 2030パートナーズでは、パートナーズ会員間の交流・対話の場として交流会を開催しています。第13回目の交流会は、11月14日(月)と15日(火)に開催しました。
今回は会員である、会宝産業株式会社、清水建設株式会社北陸支店へ訪問!
社内を見学させていただきながら、SDGsに資する取組をお伺いしました。
自動車のリサイクルを通じて資源の再利⽤・再資源化を促進する会宝産業株式会社。静脈産業のパイオニアとして、これまでに培った自動車リサイクルの技術と知識を世界にも普及するため、海外の人材育成や、海外でのリサイクル事業を展開しています。
近藤社長の講話の中では、「SDGsのゴール12、『つくる責任、使う責任』に加えて、『あとしまつの責任』がある」と、SDGsを一歩深く捉える視点を教えていただきました。また、「相手(お客様)に喜んで頂いた結果が自分達に返ってくる」というタライの法則、「採用時には『いい会社に入りたい人』ではなく『いい会社を作りたい人』に来て欲しいと伝えている」など、社員の当事者意識の育み方にもヒントをいただきました。
一方、工場見学では自動車解体の技術に参加者から歓声が上がる場面も。「こんな会社が金沢にあるって誇りやね」という感想もいただきました。
清水建設株式会社北陸支店では、北陸地域の中規模オフィス(4,000㎡クラス)としては初となるネットZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)を取得した新社屋が2021年5月に竣工。最先端の省エネ・総エネ技術、フリーアドレスでペーパーレスでもある超環境型オフィスを見学させていただきました。
エアコンではない地下水を使った床からの空調、太陽光を取り込む設計、太陽光発電の余剰電力を使用した水素貯蔵、能登ヒバを使用した耐火梁、特注した地元作家作品など、初めて見るSDGsな設備や取組に参加者からは感嘆の声があがるとともに、質問も絶えませんでした。
個人や中小企業がすぐに真似することは難しい部分もありますが、省エネやオフィス環境への意識はぜひ見習いたいです。
今回の交流会では、会社の事業や設備を通じてSDGsに貢献する2社を見学させていただきました。
どちらの企業も「SDGsをやらなければいけないからやる」という姿勢ではなく、「環境や人、未来のために、今自社にできることを精いっぱいやる」という姿勢で取り組まれていた様子が印象的でした。
次回の交流会は1月を予定しております。引き続き、今後の活動にもご注目ください。