2022.09.13

SDGsカフェ#20 「インクルーシブ防災」 誰も取り残さない防災について考えよう

日時|2022年9月16日(金)19:00~20:30
会場|オンライン開催

地震、津波、洪水、大雪、火山の噴火など、みなさんが住む地域はどのような災害の発生が想定されますか?
そして、その災害に向けた準備・対策は万全でしょうか?

今回のSDGsカフェでは、金沢市で起こりうる災害のリスク、対策について知り、「インクルーシブ防災 」”誰も取り残さない防災” について議論します。

災害が発生すると、社会的弱者や、特に配慮・支援が必要だった人々に被害が集中するというデータが出ています。2018 年の西日本豪雨災害では、犠牲者のうち、高齢者・障害者が8割を 超えるという事例が発生しました。さらにジェンダーの視点から見ても、避難所等における性暴力・DVといった表に出にくい問題もあります。

災害が起きた時、さまざまなニーズの違いを理解し、多様な住民が誰一人取り残されることなく、「助かってよかった」と言えるようなインクルーシブな防災活動を進めるにはどのような工夫が必要なのでしょうか。

防災士でもあるゲストスピーカーの松井さん、石川県の災害リスクや防災に詳しい青木先生、地域と連携した課題解決型の研究、社会実装に取組み、国際防災の最前線にも関わっている原先生と一緒に議論します。

※「インクルーシブ防災」災害時に、障害者や高齢者を含め、あらゆる人を取り残さないという、2015年3月に宮城県仙台市で開催された国連防災世界会議で示された考え方

開催概要

日時:2022年9月16日(金)19:00~20:30
形式:オンライン開催
申込方法:下記ボタンからお申込みください。(国連大学OUIKのウェビナー登録画面に遷移します)

プログラム

19:00 – 19:10 開会とイントロダクション 富田揚子(国連大学OUIK)
19:10 – 19:20「インクルーシブ防災 ~ 防災士として思うこと~(仮) 」松井祐香里さん
19:20 – 19:40「金沢市の災害リスクと対策・課題(仮)」青木賢人先生
19:40 – 20:00 「インクルーシブ防災とは?(仮)」原 裕太先生
20:00 - ディスカッションセッション「このまちでインクルーシブ防災にどう取り組むか(仮)」と質疑応答

登壇者紹介

松井 祐香里(まつい ゆかり)さん

ほくりくアイドル部キャプテン/防災士/いしかわ観光特使

「憧れのタレントは指原莉乃さん!異常気象が増えている今、自分が街に貢献できることはないかと考え、防災士の資格を取得しました!セミナーを通してたくさん学ばせてください!」防災士としても活躍する、松井祐香里さん。8月の集中豪雨が原因で発生した災害では、現地を訪れ、防災士としてボランティアにも参加したそう。そのような活動の中で彼女が考える、金沢のインクルーシブ防災とは?

青木 賢人(あおき たつと)先生

金沢大学地域創造学類環境共生コース准教授

自然地理学の立場から、自然環境と人間社会の持続可能な共生のありかたについて研究・教育をしている。 近年は、白山手取川ジオパークや白山ユネスコエコパークを通じた環境理解や環境共生社会の構築、 自然災害に対する住民の理解や行動の分析を通じた「住み続けられる地域づくり」に関心がある。

原 裕太(はら ゆうた)先生

東北大学災害科学国際研究所・助教

学部生時代を金沢で過ごす。社会課題間のつながりを踏まえた持続可能な土地利用、生業、社会のあり方などの研究課題について、国内外でのフィールドワーク、地理情報システム(GIS)、衛星画像などを駆使して取組む。東京大学教養学部特任助教(SDGs教育推進プラットフォーム担当)等を経て、2022年より現職。科学技術振興機構(JST)の「SOLVE for SDGs」プログラムでは、インクルーシブ防災に関する研究開発に統括者の一人として参画、来年3月に仙台市で開催されるWorld BOSAI Forum 2023ではインクルーシブ防災をテーマとしたセッションのコーディネートを担当している。

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