―選手が率先して、そして継続して取り組むことで、フードバンクや子ども食堂といった子どもの貧困対策の認知度が高まります。選手にとっても、ピッチの外で誰かの役に立てるのはすごく大きいことではないでしょうか。
だと思います。フードバンクへの食品寄贈活動から一歩進んで、サッカー以外のことで選手が地域と交流し、⼦どもたちが抱える課題を学んでいこうという「Kids Smile Project」も始まっています。2021年7月に行った第1回の勉強会では、金沢市の児童養護施設の方にお話を聞きました。11月には、最近注目されているヤングケアラー(家族の介護や世話を担う18歳未満の子ども)をテーマに第2回の勉強会を行った他、選手が県内の複数の児童養護施設を訪れて子どもたちと交流し、サッカーボールを寄贈しました。
子どもたちの笑顔を増やすために学び、活動する選手の姿を発信することで、サポーターの皆さん、地域の皆さんにも理解や共感が広がることを期待しています。