―Findingゴミは「地域コミュニティの活性化」という目的を掲げて、今日のように市内各所でゴミ拾いを行っています。設立の経緯を教えてください。
《岡さん》さかのぼると、僕自身が高校時代から近所のゴミ拾いをしていたということがあります。3年生の受験シーズンになり、いよいよ試験本番の日、答案用紙に向かう僕に代わって、先に受験を終えた友人がゴミ拾いをしてくれたんです。僕にエールを送るつもりだったのかどうなのか、そういうことは聞きませんでしたが、ゴミを拾うという自分の活動を通じて、他の人の考えや行動を変化させることができるんだ、と気づきました。大学ではそうしたことをひとりでやるんじゃなくチームで行うことで、より多くの人を巻き込んでいきたいと思い、内田君と水野君に声をかけたんです。
《内田さん》僕は地域教育に興味があり、今も地元の小中学生と一緒に地域のことを取り上げた雑誌をつくる活動を行っているので、「地域コミュニティの活性化」という目標に自然に共感できました。
《水野さん》僕は岡君や内田君と違って意識が高いタイプではないので…。ちょうどコロナで授業もオンラインばかりになり、人と会って、体を動かしてやる活動がしたかったというのが、参加した正直な理由です。まず3人でイベントを行って、その後に西嶋さんが参加してくれました。
《西嶋さん》私はゴミや環境問題というよりイベント運営に興味があったんです。グループLINEでメンバー募集の情報が流れてきたときに、これは面白そうだなと思って参加を決めました。