―朝セリを通った魚が「石川の朝とれもん」ということなんですね。なぜ「石川の朝とれもん」を食べることが「“もったいない”がないまち」につながるのですか?
魚を冷凍して長距離輸送するということは、その分、輸送や保管にエネルギーを使うということです。「石川の朝とれもん」を選べば、それらが抑えられます。朝セリには活魚が大きなタンクに入った状態でドンと届くこともあるんですよ。それから朝セリは規格外や少量の魚も受け入れ、必ず流通にのせるので、魚のいのちをムダにすることもありません。
”もったいない”がなくなるということは、地元の漁師さんの出荷の機会が増え、収入が増えるということでもありますから、「8:働きがいも経済成長も」「12:つくる責任つかう責任」「13:気候変動に具体的な対策を」「14:海の豊かさを守ろう」と、SDGsの複数のゴールにつながっていきます。