2020.10.20

SDGsミーティング レポート

IMAGINE KANAZAWA 2030では、様々な分野の専門家や学生、企業、団体、行政が集まり、金沢SDGsの達成に向けて議論するステークホルダー会議「SDGsミーティング」を開催しています。

初年度の2019年度は、金沢SDGsの5つの方向性について、目指す姿やそのために取り組むこと、具体的なアクションなどについて全5回に渡って対話を重ね、「金沢ミライシナリオ」が完成しました。

2年目となる今年度は、金沢SDGsを推進するための協働のプロジェクトづくりを目指して、約40名のメンバーがあつまり、議論しています。

金沢SDGsを推進するプロジェクトの種が生まれ始めています!

今年度はこれまでに2回のSDGsミーティングを開催しています。
第1回は「金沢ミライシナリオ」をメンバーと一緒に改めて読み、それぞれが取り組んでいることや、これから取り組みたいことを共有しました。
そして、第2回はそれぞれの「取り組みたいこと」について、「どんな課題があるか」「課題解決のためにどんなリソースが必要か」などを示しながら、1人1分間ずつ発表をしました。皆さんの発表の中には、すでに動き出している金沢SDGsを推進するアクションがたくさん。同時に、それぞれの分野でのかかえる課題や、分野を越えて共通する課題も見えてきます。
ディスカッションを進める中では、「この取組とこの取組、一緒にやったらうまくいきそう!」「みんなの取組が進むように、こんな場が必要ではないか?」など、これからつくっていくプロジェクトの種もたくさん生まれてきています。

7つのグループに分かれて「金沢ミラシナリオ」について意見交換(第1回)
オンラインでのディスカッションにも、熱が入ります(第2回)

“問い”を共有すること、“勇気あるフォロワー”になることがコレクティブインパクトにつなげるカギ。

2020年度のSDGsミーティングは、株式会社エンパブリックの広石拓司さんにもご参加いただき、毎回プロジェクトづくりのヒントをいただきながらディスカッションを進めています。

社会課題の解決は一見、一人で何でもできる力のある人が必要に感じますが、広石さんは「ちっぽけな自分だから大きなことができる。自分の限界を知っていると、できないところを埋めるために他の人に『一緒にやろうよ』と声掛けができる。その結果、一人でできることよりずっと大きなことが生まれます」「それぞれが感じている“問い”を分かち合い、一緒に悩める人をつくることがコレクティブインパクトにつながります」と話してくださいました。

そして、もう一つの大事なことは“勇気あるフォロワー”になることだそうです。だれも取り組んでいない社会課題に取り組む“ファーストペンギン”ももちろん大事な存在ですが、取組を社会全体に広めていくためには、“ファーストペンギン”に続いてその取組に飛び込む2番目、3番目のペンギンである“勇気あるフォロワー”の存在が重要になるとお話しくださいました。

 このお話を聞いた後に行った、ミーティングメンバーによる「取り組みたいこと」の1分間プレゼンでは、それぞれのプレゼンについて他のメンバーからのたくさんのコメントが寄せられました。

「IMAGINE KANAZAWA 2030」から「change the KANAZAWA 2030」になりましょう!と語る広石さん

SDGsミーティングのこれから

第3回SDGsミーティングは、11月の開催を予定しています。これまでに見えてきたプロジェクトの種を活かし、多様な主体が力を合わせて金沢SDGsを推進するプロジェクトづくりを目指します。そして、プロジェクトを進めるための対話ができ、メンバーそれぞれがそれぞれのフォロワーになれるようなステークホルダーの集まる場として、今後も継続していきます。

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