2020.10.05

SDGsカフェ#13 開催レポート

おうちや身近な空間で過ごす時間が多いこの頃、公園や庭など身近な緑に触れる機会が増えている方も多いのではないでしょうか。まちなかや自然環境の中の緑を守り・増やしていくことは、環境の保全だけではなく、実は防災や減災、健康づくり、地域の活性化など様々なこととつながっています。

「自然」が持っているインフラとしての価値を再認識し、価値が高まるように整備をすすめる「グリーンインフラ」という考え方があります。
SDGsカフェ#13では、この「グリーンインフラ」の視点から、金沢のまちの魅力や、持続可能なこれからのまちづくりについてみなさんと一緒に考えました!

 
SDGscafe#13
左上:西田さん、右上:ファン研究員、下:永井事務局長(UNU-IAS OUIK)

今回のカフェは、IMAGINEする人に国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットのフアン研究員、アイデアを提供してくれる人に、国内外の事例を幅広くまとめた書籍の出版にも関わるグリーンインフラの専門家、研究家、広報官の西田貴明さんをお迎えして開催しました。

フアン研究員からは、はじめに金沢のグリーンインフラの紹介がありました。紹介された庭園を見ると、庭園の中にも、地形を活かしたもの、用水を活かしたもの、湧き水を活かしたものなど、自然環境とのかかわりは様々な形があることも分かります。
また、「まち・ひと・しぜんの100年」と題した1970〜2070年のそれぞれの変化を示したチャートから、自然は、ずっと減少しつづけていて、何もしなければこのままずっと減少し続けることを示したうえで、2030年にはグレーインフラ(駐車場や空き地)がグリーンインフラになるように、「市民全員が庭師になろう」とみなさんへの提案もしていただきました!

発表資料1
金沢には多くのグリーンインフラがあります
発表資料2
今、何かアクションを起こさなければ、緑は減り続けてしまいます

西田さんからは、はじめに「グリーンインフラは、自然の持っている機能を引き出すことによって、経済と社会とをうまく回していくということが目的であり、その結果として自然が豊かになっていく、そういうことを重視した考え方です。」と教えていただきました。
ご紹介いただいた、まちなかの小さな雨水貯水機能の場としてグリーンインフラを活用しているポートランドの事例では、この取組が雨水流出抑制だけでなく、地域の景観が良くなったり、市民が参加して歩く機会が増えたり、人の賑わいが出てきたり、観光客が増えるなどの結果も出てきているそうです!

発表資料3
ポートランドには雨水貯水機能を持ったまちなかの小さな緑があります

後半のディスカッションでは、フアン研究員の庭園の清掃活動も話題に挙がりました。フアン研究員は、この活動がうまくいっているのは、金沢のまちのスケール感や、人間関係の強さがあってのことではないかとも考えているようです。

今回のカフェでは、金沢でのグリーンインフラのポテンシャルや、魅力的で持続可能なまちづくりにつながる可能性を感じる場面がたくさんありました。

詳しくは、レポートや動画を、是非ご覧ください!

◆全編動画もご覧ください
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