SDGsとともに最近よく見聞きするようになった「ESG投資」。地方都市の金沢では、まだ遠い存在に感じてしまいがちですが、Environmental(環境)、Social(社会)、Governance(統治、あるいは経営)の観点から企業の在り方を考えていくことは、その企業の持続可能な経営にもつながっていきます。SDGsカフェ#12では、「ESG投資が金沢に根付くには?!」をテーマに、社会の変化の息吹を感じる今、金沢や地方からできることはなにか考えました。
今回は、金沢にある伝統発酵食品の老舗、株式会社四十萬谷本舗の六代目・専務取締役の四十万谷正和さんをIMAGINEする人にお迎えしました。「かぶら寿し」や「大根寿し」など金沢の伝統発酵食品を受け継いでいくには、伝統だから残していくという考えではなく、今の時代のみなさんにちゃんと”いいね!”と思ってもらうことが大事だと思っています、と話す四十万谷さん。”いいね!”と思ってもらうために取り組んでいる様々な活動や、四十万谷さんが考えていることを、金沢SDGs5つの方向性に沿ってお話しいただきました。
そしてアイデアを提供してくれる人は、サステナビリティ経営・ESG投資アドバイザリーの会社である株式会社ニューラル代表取締役CEOの夫馬賢治さん。ESG投資が注目される背景や、機関投資家がチェックしているE・S・Gそれぞれの項目の紹介、地域社会でESGを進めるために、事業者、行政、銀行、NPOのそれぞれにおいて重要になることなどをわかりやすく教えてくださいました。
お二人のお話には共通に、持続可能な企業になるためには、お客さんにもビジネスパートナーにも選ばれる企業になることが重要であり、そこで生かせるのがESGであるという視点がありました。そして、ディスカッションでは、ESG投資を根付かせるためには、ESGに関する取組を発信することが重要というお話も。
今回のSDGsカフェを通して、ESG投資がグッと近いものになると同時に、その重要性を改めて感じることができました。参加できなかった方や、復習したい!という方は、レポートや動画を是非ご覧ください!