新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着きを見せ始め、様々な業種でコロナ前の数字に戻すことが最優先課題となりつつある今日。でも実は、コロナによって得られた「自分にも環境にも良い働き方」などの「新しい価値観」や「社会変革の芽」は失いたくないと感じている方も多いのではないでしょうか。
「新しい価値観」を生かし、自然環境が改善するような、社会課題が解決するような、そんなお金の流れを作り出すには、どのような仕掛けが必要なのか。企業活動やお金の循環が戻り始めた今だからこそ、みなさんと一緒に考えたいと思います。
SDGsとともに聞かれるようになってきた「ESG投資」という言葉。環境や社会課題に配慮して、ガバナンス(統治)もしっかりしている企業に投資しようというお金の流れを指します。日本では、2015年、私たちの年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、国連アナン事務総長が提唱した[国連責任投資原則(PRI)]に署名したことで加速した、といわれています。
さて、そんな「ESG投資」ですが上場企業ならいざ知らず、地域の企業はどのように経営に取り込んでいけばよいのでしょう?「ESG投資」を主流化するために市民にできることってあるのでしょうか?
というわけで、今回は、2030年に向けて「ESG」の視点でお金の流れにもニューノーマルを生み出していくためのSDGsカフェです。
今回IMAGINEしていただくのは、金沢では知らない人のない伝統発酵食品の老舗、四十万谷本舗 六代目・専務取締役の四十万谷正和さんです。
四十万谷さんは、慶應義塾大学経済学部を卒業後、ハウス食品株式会社にて約10年間一貫して人事にまつわる仕事に携わった後、2017年に株式会社四十萬谷本社に入社。発酵を軸にお客様の生活のお役に立てる方法を模索中です。地方の伝統的中小企業の次代を担う身となり、改めて「これまで続けてこられた商いのやり方」の持続可能性に課題と危機感を感じているそうで、四十万谷さんの目から見る課題と危機感や、四十万谷さんが取り組み始めたことなどをシェアしていただきます。
そしてアイデアを提供してくださるのは、サステナビリティ経営・ESG投資アドバイザリーの会社である株式会社ニューラル代表取締役CEOの夫馬賢治さんです。
夫馬さんは、東証一部上場企業や大手金融機関をクライアントに持ち、国のESG関連のアワード選定委員なども務めるESG投資の伝道師であり「ESG思考」の著者でもあります。ESGの基礎知識から世界のトレンドと日本の現状、ESGで地域にグルグルお金が回るようになるためのヒント等、金沢がESGで持続可能なまちになるためのアイデアを提供してくださいます。
皆さん、奮ってご参加ください!